コロナと共生する人間

  • 2020年6月22日
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みなさま、その後、いかがお過ごしですか?新コロナウイルスの状況がいまだに十分に把握されていないようですが、案外、従来のインフルエンザと比較してもそれほど脅威のあるものではないという見解が多く見られます。脅威説が一人歩きし、多くの人に行動の規制をさせてしまったのではないでしょうか!

昨日のWHOのグテレス氏の発言によれば、全世界で150万人が罹患し、極めて危機的な状況に変わりはないとのことですが。この発表と比例して巷では

巣篭もりの反動か、ここ、2、3日、繁華街の人出は従来より多いとの報道がされています。このCOVID19が人間社会に何をもたらしたかを検証するのは

きわめて重要なことです。というのも知らず知らずのうちにあの、アメリカのレーガンや、イギリスのサッチャー女史が提唱し、進めていた

新自由主義なる経済概念を大きくクズずことになっているとは少数の学者以外は誰しも気付いていないからです。この動きは数年前から見られた

ようですが、ここ2、3年極めて顕著です。要は生産過剰、ものが溢れ、その消費先もものが溢れ、また生産者はそれを捌こうと必死でアコギな手を使っているようです。巷間にものが溢れれば、それが劣化しないうちにさばくというのが資本の論理ですので、死に物狂いでどんどん生産、消費を強いるバカげた構造になるわけです。こういう資本の論理に人間が支配されることはいいわけないですよね!

人間はこの資本の論理に突き動かされながら、ある時はアマゾンの原始林を切りまくり、ある時はアフリカの湖に養殖魚を大増殖させ、、自然システムを

どんどん破壊してきたというのが20世紀後半から21世紀初頭の歴史です。そのため、深い森林の奥に密かに生息していたウイルスもどんどん

人間の目の届くところに姿を現してきたというのも理解できますよね。そっとしておけば数十万年、静かにして生きてきたものをあっという間に

日にさらされるというのもあながち無理な説明にはならないと思う。

こうなると、暴走資本主義に対する人間のブレーキが自ずとかかってくるので、今後は勝手気ままな新自由主義的生産様式も是正されるようになるでしょう。

ビルゲイツが提唱している人口削減がこの機運に相まって急速に生産調整、合理化、の動きが出てくるでしょう。従来の経済の外延化が調整されて

内に籠るというか、ローカルなものに集中化される現象が現れます。

これこそ、当方が20年前に唱えていた世界のグローバル化とそれに伴うローカル化

現象、すなわちグローカル現象が見られる可能性について予言していたことです。

パンデミックを防ぐため、各国は内向きにローカル化し、その中で人間はワクチンによる人口削減化の波に飲み込まれながら、うちうちの小さなコミュニティの中で生きることになるでしょう。その中で安息を得るためにスピルチュアルや宗教に頼ったりしながら、AIやIOTによって人体が機械の一部に、機械が人体の一部になっていくのかもしれません。

要するに21世紀のWITHコロナ時代は従来とは異なる様相になることを予想しています。(この続きは次号で書きます。)