校則がなく、自主性を重んずる中学校として知られる世田谷区立桜ヶ丘中学校の西郷孝彦校長は校則に関する注意点を以下、三つに分類している。
①人権にかかわる②合理的理由がない③発達障害があったり、外国から来たりした特製のある子には守るのが難しい場合 ー特性ある子に配慮するレベルまで見直して欲しいと、まとめている。(東京新聞 2019年度11月28日朝刊より)
この東京新聞の記事にもあったが、大阪の学校で生まれつき茶髪なのに、それを厳しく咎められて裁判沙汰になっている例があるが、要は根拠ない学校からのお咎めは現代社会においては理不尽だと言う風潮が今一般的になってきつつある。
半世紀前の学校教育のなかでは、毎朝朝礼と称して全生徒が校庭に出て、
右向け右とか、起立、休めとかの号令をかけられそれが当たり前の風潮であったことは珍しくない。昔の軍隊の行進風景が、学校の校庭で毎朝再現され、年少の子供達が、日常それに慣らされていったわけである。
こう言う刷り込みは朝礼のみならず、何か発言するときも、行動するときも人と同じ行動様式をとらないと周りの雰囲気をこわし、周囲に迷惑をかけるという危惧感を知らず知らずのうちに個人の頭に植え付けられていくものである。
戦後70有余年を経て初めて不合理な校則や、軍隊的行進や、取締りがここへきて見直されてきたことはいいことだ!不合理で、理不尽な規範はドンドン乗り越えてもっと自由な個人の意見を尊重し合うような作風を作っていきたいものだ。
あなたはどう思われるか? 日本人はこんな古臭い規範にがんじがらめになって、自分の言いたいことも人前では言えないような、あるいは忖度して言わないようにしているのではないか!もっと自由に発言し、行動し、表現しようではないか!